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研究の概要

個人の活動に合わせてディジタル支援を行うための新しい人間中心の科学技術が求められています。このためには個人と環境、個人と社会、個人と個人等を結び付けるアクセス空間を創成してサービスとセキュリティの多様な要求を一段高い次元で調整しなければなりません。人間の活動を余すところなく支援するには、テラビットクラスの情報量、フェムトジュール/ビットクラスの省エネルギー性、マイクロ秒程度の制御ループ演算周期等を始め、従来の情報・電気・電子技術を大きく越える性能が必要で、光・電子デバイスからネットワーク通信やハプティクスまで一貫した統合研究が必要です。本プログラムでは、こうした科学技術基盤を世界規模の高度な国際連携拠点を通じて確立することを目的とし、以下の4つの学問創生を目指します。1つ目は、光と電子の融合を基本発想とし、物質のナノ物性とナノ構造化による機能発現に着眼することで、メモリ性や秘匿性を内在する環境理解・適応パーソナルデバイスを創成します。2つ目は、機能の集積化と分散化を推し進め、情報受容の高知能化と情報処理通信の高速・省エネルギー化を推進し、環境に融合したアクセス空間を形成します。3つ目は、リアルタイム性、双方向同期、超並列分散制御を有し、ユビキタスであると同時に知覚と表現に対してスムーズである多元アクセス技術を確立します。4つ目は、音声・映像に加えた五感全てを統合したディジタルメディアの解析処理とインタフェースの技術を追究します。これらの学問創生によりパーソナルなアクセス空間を創出でき、来るべき少子・高齢化社会における安全・安心で高度なサービスが提供可能になります。